いつもへりのほう

崖っぷち女子大生2人が本を読み人生について語ります。

承認欲求かわいい

わたしは常に金欠なのでバイトをたくさんしている。
先日も派遣スタッフとして、某小学生向けイベントで働いてきた。
風邪うつされたらやだなあとか思いながら、指示された通り適当に小学生(正確にはもうすぐ小学1年生の子)たちの相手をしてあげるのだが、彼らが、ものすごく、かわいかった。
特に、彼ら彼女らが自慢をしてくる時がかわいい。

 

「俺そろばん教室行ってるから。計算早いから」
「わたし勉強得意」
「僕、漢字書けるから書いていい?」
などなど。

 

かわいすぎる!
殺す気か!

 

ご期待に応えてあげようと、ここぞとばかりに褒めてあげるとこれまたすごく嬉しそうにするのだ。場合によっては自分で自慢しといて照れたりするのだ。

 

かわいすぎる!
殺す気か!(二度目)

 


そう、小さな子どももまた、承認欲求の塊なのだ。

 


映画『きみはいい子』(2014)を観た。


映画『きみはいい子』予告編

 

学級崩壊、虐待といった家庭や学校の問題がとても丁寧に描かれていた。

 


※以下ネタバレあり

 

 


何人かの子どもに焦点が当てられ、問題の根深さとか酷さを見せつけられる。
しかし、わりとあっさりと映画は終わってしまい、いやそんな簡単に解決しないでしょ、とモヤモヤさせられた。

でも、よく考えたら、問題は何も解決してないことに気づいた。

 

物語の内容をざっくり言うと、学級崩壊してしまったクラスの担任の先生(高良健吾)や、子どもに暴力を振るってしまう親(尾野真千子)や、障害をもつ子どもの親たちがそれぞれ悩んでいる。
最後には人と人との繋がりが希望をもたらす、という感じだ。(超絶ざっくりです)

尾野真千子が子どもに暴力振るうシーンがめっちゃ怖いです。

 

物語は終わっても、おそらく、というか絶対それぞれが抱える問題は解決していない。たぶん、とても長い時間をかけて向き合っていくのだ。

学級崩壊は一旦おさまっただけだし、子どもに暴力を振るってしまうのだって、たぶん急にはやめられない。おばあちゃんの認知症も進行し続けるだろうし、神田くんの家庭とか全然まだまだだ。

それに気づくと、この映画が言いたいことがなんとなくわかったような気がする(たぶん)

で、この映画の良さをさらに良くしてるのがタイトルだと思う。
「きみはいい子」の「きみ」にはやはり、子どもたちだけでなく、この映画に出てくる大人たちも含まれている。
大人だって「きみはいい子」って言われたい。褒めてほしい。
認めて、ハグしてほしい。(本作品では「ハグ」が意識的に何度も登場する)


みんなそれぞれの問題を抱えたまま生きていなくてはいけない。
その問題の奥には、承認欲求があるんじゃないかというのが、この映画を観て思ったことだ。

 

 

そんで、何が言いたいのかというと、承認欲求というのは、醜いもののようで、素直に発揮すればすごくかわいいものだということだ。

わたしは他人の承認欲求に気づくと反射的にうざいとか醜いとか思ってしまう。そういう人は少なくないと思う。
だって盛り盛りの自撮りとか、リア充アピールとか、マウンティングとか、うざいんだもん。

でも、承認欲求って本当はもっとかわいくて良いものなのだと、ちびっ子たちに気づかされたのだった。

 

 

 

 

 

 


あ〜〜小学生かわいい〜〜
何かに目覚めそう〜〜!!!

 

 

M